二駆ドリを始めて二年を越え、日々速いマシンを目指してきましたが、中でも最も速さに貢献すると感じたセッティングを紹介します。
知ってしまうと、実車ではありえないセッティングだし、コンマ何秒縮めるセッティング努力が空しくなるし、ちょっと邪道な気もしていて、正直自分自身が引いてしまいました。。。
ただ、誰でも実感した事があるであろう、シンプルな話であり、それをセッティングとして考えるかどうかだけかな。。。
前提条件
まだタムタム名古屋でしか検証できてない(笑)
たぶん、ナゴタムくらいの高μじゃないと効果は薄い。
方法
答えは、リアタイヤの接地方法。
キャンバー角を付け、シャーシ側(内側)の角だけを接地させる。
![](http://rc-drift.secret.jp/main/wp-content/uploads/2020/01/DSC_0023-450x253.jpg)
以上。(笑)
あとは長文うんちくなので、読み飛ばしていただいて結構です。。。
なぜ「点」接地は食うのか
過去の記事にも書いた通り、リアタイヤは「面」接地ではなく、「点」接地がトラクションアップになる。
![](http://rc-drift.secret.jp/main/wp-content/uploads/2020/01/DSC_0024-450x253.jpg)
物理法則上は、点接地も面接地も、重量が同じで路面が一定ならば、グリップ力は同じ。
しかし、実際は路面は一定ではなく、面接地の方が路面のほこり等の悪影響を受けやすく、滑る。
ラジドリの硬いタイヤは実車以上に顕著。
実車だと太いタイヤの方が食う気がするが、それは重くなるから。
例えば、雪道だと、太くて接地面積が大きい溝なしスリックタイヤは、めちゃくちゃ滑りそうってのは想像できるのでは。
有効な点接地方法
点接地させる方法は二種類ある。
上述の内側接地と、内側タイヤがすり減ったらキャンバーを立てる外側接地。
![](http://rc-drift.secret.jp/main/wp-content/uploads/2020/01/DSC_0026-450x253.jpg)
どちらが食うかというと、圧倒的に内側。
外側接地でも、面接地よりは断然食うが、内側接地だと、リアのトレッドは実質、異常に狭くなる。
物理法則上、トレッドが狭いと直進性が高まり、コーナリング性能が下がる。
要は、前に押す力が強く、曲がらないという事。それは速さの源そのもの!
結論、フロントは、食わない方が速さの邪魔にならないしアンダーを押さえ込むハンドリング力がほしいため、ワイドトレッドがよい。リアはトラクション重視ならナロートレッドがベスト。
効果を高める方法
点接地しているタイヤを、より路面に食い込ませる方法。
1.バンプ変化しにくいセッティングにする
→変化が大きいと、安定して点接地してくれない。
2.硬いホイールにする
→柔らかいホイールは接地面積が増えてしまう。
3.ホイールハブにゴム類を挟まない
→これも接地面積が増えてしまう原因になる。
性能維持方法
ナゴタムはタイヤが磨耗する。磨耗すると接地面積が増えてしまい、徐々に食わなくなる。
タイヤが磨耗して3割程接地してきたら、タイヤを表裏逆履き!(笑)
実は逆履きしたときが一番接地面積が小さくて食う。
両サイドが磨耗したら、廃棄。ちょっともったいないかも。。。
ここまで書いておいて、個人的に思う事
実車理論と違うところは、キャンバー付けると点接地になるってところ。
実車とラジドリで、違うところは多々あるが、タイヤの硬さは最も違和感があるところであり、そこを使って速く走るっていうのが引いてしまう。。。
しかも、それが他のセッティングではあり得ないレベルで速くなるポイントになろうとは。。。ダンパーセッティングすら、どうでもいいレベルに感じる。
でも知ってしまったからには使わない手はないし、積極的に踏んでいかないと曲がらない超ドアンダー車になるため、ある意味実車ドリフトカーのようなワイルドなスロットルワークが楽しめるようになるので、楽しい。。。!
以上です。