今回はリア編!(フロント編掲載から随分経ってしまいましたが(笑))

フロント編をご覧になっていない方は、ぜひ先に見ていただければと思います!

しかし、具体的なセッティング方法を書くのはなかなか勇気が要りますね。。。

大半のセッティングは組み合わせにより初めて性能が発揮されるものであり、サーキットや天候などでも性能が変わりますので、正解のセッティングなんて無い、もしくは無数にあるのかもしれないけど、それ故に?意外に?ネットで具体的なセッティングを書かれているブログは少ないので、セッティングで悩める人向けに、損得一切ない奴が、間違っているかもしれないけど、4年間の経験のみを頼りに、書きます(笑) シャーシやパーツは人それぞれなので、ほとんど定量的には書けませんが(笑)、どうすればどんな動きになるか、方向性は分かっていただけると思います。。。

ただ、コンセプトは「速いマシン」ですので、趣向が違うならお役に立てないかもしれませんが、直線だけではなくコーナーも速いバランスの取れたセッティングなので、スリリングで面白いセッティングですよ!

速くなるリアセッティング 七ヶ条

①リアヘビーに
②タイヤの角を使う
③キャンバー変化多め
④トーを多めに
⑤ロアアームを前に
⑥リアトレッド狭め
⑦タイヤヘナヘナ回転抑止

①リアヘビーに

駆動輪であるリアタイヤを地面に押し付ける力を増やすべく、リアを重くします。 リアモーター化、バッテリーやアンプをリア寄りにするなど、まずはメカ類を使って、総重量を変えないようにリアヘビーにします。 それでも食わないなら、重りを乗せるのもありです。 ただ、程度というものがあり、フロントのトラクションとの兼ね合いや、ボディー重心との兼ね合いなどもありますので、リアヘビーすぎるとコーナーで腰折れ(リアが急にプリっと出る)したりコーナーで流される原因になりますので、なるべくリア寄りになるよう心がけつつ、何度も走りながらいいところを探しましょう。その際、バッテリー位置をアッパーデッキに乗せ、前後させるのが効果・手間の観点でオススメです。試すだけならガムテープで仮にとめてちゃっちゃと試走し、位置をずらしながらいい前後バランスを手早く見つけましょう。ベストポジションを見つけたら見映えを考えて綺麗に固定しましょう。

②タイヤの角を使う

これは、リアヘビーにしてあり、かつ湿度が低い日の粗めのアスファルトなど、高μ路面限定です。 キャンバー角を多目に付け、タイヤの内側だけ接地させます。 これにより、どんなセッティングよりも超トラクションが掛かり、爆速になります。 ただ、走行するにつれ、タイヤが磨耗するので、徐々に効果は減っていきます。 ただ最近私は、磨耗度により時々刻々と性能変化するのが嫌で、リアキャンバーはほとんど付けず(1~2度)、すぐ磨耗させて100%面接地にしています。 なお、低μ路面の場合は、100%接地の方がやや速いです。 なお、フロントタイヤは角を立てると路面に関係なくトラクションが下がります(重量が軽いため)。

③キャンバー変化多め

これも高μ路面限定です。 ようは、コーナーでキャンバー変化させ、さらにタイヤの角を立てて食わせようというものです。 キャンバー変化を大きくするには、アッパーアームを、タイヤ側を上げる、またはギアボックス側を下げます。 低μ路面の場合は、あまりキャンバー変化しないセッティングの方が速いです。

④トーを多めに

これも効果絶大です。 トー角(トーイン)をたくさん付けると、コーナーで外側の荷重が掛かったリアタイヤが踏ん張ってくれるため、直進性が上がりストレートが速くなったり、浅角コーナーはグリップしながら曲がれるようになったりします。 ヨコモのYD-2(樹脂)だと、始めから長さの違うリアのサスマウントが予備で入っているので、一番短い43.5mmと一番長い48.7mmを組み合わせ、お金を掛けず、リアトー角を上げられます(笑)。 説明書通りだと前後差1.5mmに対し、5.2mmと、極端な感じになりますが、爆速になります。その代わり、深角は少々苦手になります(笑)

⑤ロアアームを前に

ロアアームのサスピンに付ける前後のスペーサーを、全て後ろ側に付け、ロアアームを前(進行方向側)に出し、ホイールベースを縮めます。 ホイールベースを縮めるのが目的ではなく、リアに寄せた重量物を、リアタイヤより後ろに持っていくことで、さらにリアヘビー効果が生まれ、トラクションが掛かるようになります。 ただ、ボディーのホイールベースと合わなくなる事があるため、要調整です。

⑥リアトレッド狭め

フロント編で書いた通り、リアトレッドはフロントトレッドより狭い方が、直進性が良くなるし、コーナーでリアが頑張ってくれます。 ケツを出したいときも、出しやすく、追走もしやすくなります。 実車のドリフト競技車両も、フロントの方が出てますので、カッコ悪いと思わなくても大丈夫(笑) ただ、リアが電車(フェンダーより内側になる)になってしまうとダサいので、フロント幅の方が広いボディーか、フロントにオーバーフェンダーを付けるとよいです。

⑦タイヤヘナヘナ回転抑止

フロント編と同じ内容です。 フロント編をご参照ください。 駆動輪なので、フロント以上にヘナヘナ厳禁です!

引き続き経験を積んでいき、間違いや新たな発見があれば更新していきたいと思います!