長男がRCDC予選を(奇跡的に)通過して確信した結論のもう一つは、「速さは競技でも武器だ!」です。

※あくまでオレオレ理論ですが(笑)

また文字ばかりの長文なので、暇なときにお読みいただければ幸いです。。。

ラジドリにおける「速い」って何?!

ラジドリは、相手を抜いて1位を目指すレース形式ではないですが、速さは追走だけでなく、単走においても武器になります!

私や長男は、ドリパケ四駆からラジドリを始めました。半年ほどで二駆に転向したのですが、ドリパケ時代はブラシモーターで、ノンターボノンブーストで、ニッカドバッテリーでした。

操作技術も要因の一つでしょうが、車速は周りの方より明らかに遅く、毎度後ろから追われる状況で、渋滞ができてしまい、物凄く申し訳ない気持ちでした。

そこで、二駆に転向したタイミングで、「まずは、周りの方に迷惑が掛からない速いクルマを作ろう」と考えたのが速さの魅力に取り付かれたきっかけでした。

ただ、速いと言っても、奥が深く、始めは直線番長で、コーナーでまた遅れを取るだけでした。

そこで、アッカーマンやデフなどの知識を蓄え、コーナーでも速いマシンになるよう研究しました。

なお、ラジドリにおいての速いマシンは、グリップレースと違い、ライン取りの仕方による速さは意味がないです。なぜなら、競技でもフリーでも、走行ラインは基本、決められているからです。

決められた走行ラインで、コーストータルでラップタイムが速いクルマを作る事をひたすら追い求めました。ラジドリではあまりやってる方は少ないと思いますが、ラインを決めて、黙々と一人でラップタイム測定をしてました(笑)

速く走るには、セッティングとしてはリアトラクションアップと、フロントの転がり抵抗最小化が重要です。

あとおてての操作技術が重要で、いかにホイールスピンをさせないようにグリップ走行させるか、いかにドリフトは浅角で済ませるかを練習しました。

もちろん、競技においては、角度やライン取り等の指定があるので、それを無視してグリップや浅角ドリフトしたらアカンです(笑)

しかし! 速さを求めてきた事により、コーナー立ち上がりでの加速が良く、ストレートからの振り出しがアグレッシブにつなげられるようになりました。

また、どの審査ポイントにおいても、ハイトラクションにより、スピード感を失うことなく、それっぽい走りができるようになりました。

一方、速さは武器ではありますが、実は欠点があります。

まず、アンダーステアに悩まされます。とにかくステアを切っても曲がらない。

また、深角のドリフトが苦手で、失速しがち。

リアトラクションを上げるためリアヘビーぎみのため、突然ケツが出て、腰折れな挙動になる。

前走車を待ちきれない。

これらをセッティングと操作技術により、克服してこそ、真の速さを手に入れる事ができます。

この辺り、師匠からたくさんの事を学ばせていただきました。 やはり、素人が一人でもがくより、ベテランの方に教わった方が、進歩は早くなります!

とはいえ、まだまだ親子揃って未熟!

ホームサーキットであるナゴタムではソコソコ走れるけど、他のサーキット、特に低μ路面ではヘボヘボな走りになってしまうのが、その証拠(笑)

一方、師匠はどこに行ってもいきなり上手いし速い! ここがベテランと素人の違いだと思います。

実は、コーナーでも直線でも速いマシンを突き詰めると、結局は競技を目指している皆さんと同じセッティングに行き着くのではないかと思っています。単なる一つのアプローチに過ぎないのかもしれません(笑)