(LastUpdate:2021.05.23)

セッティングに関する、私なりの基礎的なノウハウを紹介します。


●ある程度ぶつからずスムーズに周回できるようになるまでは、説明書通りに作って、慣れるまでいじらない方が無難。いじると何が悪いのか分からなくなる。

●ガタを極力なくす。特にフロントサス周り。 シムを挟み、調整をする。
 ターンバックルやビスが緩くなってガタついてないか?硬すぎてぎこちなくないか?ロアアームが緩んでガタついてないか?など。
 ガタがあると、走行抵抗が増え、加速性能が落ちる。

●左右にステアリングを切った時に、フェンダーやアームにフロントタイヤが干渉しないこと。
 フェンダー干渉の場合、ボディ高さを上げたり、フェンダーを切ったり、ホイールのオフセットを減らしてトレッドを狭める。
 アーム干渉の場合、アームを削ったり、トレッドを広げる。

●ゆっくり走らせた時に、真っ直ぐ走るようにする。
 サブトリムによる調整は、極力使わず、左右アームの長さをしっかり揃えた上で、サーボのアーム長さで微調整する。最後の微調整はサブトリムでOK。
 直進できないと、走行抵抗が増え、加速性能が落ちる。

●フロント左右のタイヤが、同じ位にシュルシュルに空転することを確認。手で回して60秒は回ってほしいところ。
 ダメならオイルを差すか新品のベアリングに交換。
 特にフロントのベアリングは、脱脂して粘度の低いオイルを差すとよい。
 (寿命が縮むので、他の箇所のベアリングは脱脂しない方がよい)
 フロントの転がりが悪いと加速性能、対スピン性能が落ちる。

●ジャイロのゲインを100にした状態でハンチングをなくす。
 設定変更可能なサーボなら、サーボのダンパーを強めてみる。
 ガタをなくしたり重りで車重を増やす。
 だめならゲインを下げるしかないが、難易度が上がるので避けたい。

●複数の箇所を一気にいじらない。
 なんのお陰で良く(悪く)なったか分からなくなる。

●ギヤの音がガリガリ言わないよう、バックラッシュを調整する。
 放置すると、ギアがすり減って使用不能になる。

●ステアリングの左右の切れ角がしっかり最大限切れている事を確認する。
 切れ角が小さいと、カウンターが当たりきらず、スピンしやすくなる。

●サーボ本体やサーボホーンのビスが緩んでガタがないか確認。

●最大にステアリングを切った時に、タイヤがちょうど最大角に切れるよう、エンドポイントを調整する。値が高すぎたり低すぎるとスピンしやすくなる。

●3ch(ジャイロ)のエンドポイントも適正に設定する。値が高すぎたり低すぎるとスピンしやすくなる。

●どこかに緩みやガタがないか、逐一チェック。
 クラッシュすると、ターンバックルの長さが変わったり、曲がったりして走行上の影響が出る。 私レベルだと多少ガタが出ても気付かないが(笑)、調子悪いな、と思ったときは要点検。

以上です。