Last update:2022/05/07

市販のラジコン用デカールはリアルだけど高いし、種類が限られます。 また、カッティングマシンや、エアブラシがあれば任意のロゴを作れますし、塗装でスポンサーロゴをリアルに描くこともできますが、初期投資が必要で、塗装技術も必要です。

そこで、自作デカールをおすすめ! リアルさは限界がありますが、比較的お手軽に、割と簡単に作れます!

製作例1
製作例2
製作例3
製作例4(これだけ伸びるタイプのデカールを使用)

ここでは、オレオレ流のエコノミー自作デカールの作り方を紹介します。

1.必要なもの

・手作り用ステッカーシート(白地)

↑私が一番使ってきたやつ。A4サイズもあり。表面保護フィルム付きで光沢があり、耐久性あり。やや分厚いため、シール感が出てしまい、曲面に貼りづらい。粘着はやや弱いが、平面への貼り付けなら剥がれる事はない。保護フィルムを貼らないという手もあるが、下記の伸びるタイプより断然破れやすい。

↑強粘着タイプと書いてある種類もあるが、正直、変わらない(笑) ただ、こちらの方はA4が5枚入っているので割安です。

↑最近、初めて使ってみた伸びるタイプ。表面保護フィルムはなく、やや塗面は艶消し。薄手なのでシール感は抑えられるし、伸びるので曲面でも浮き上がらずきれいに貼れるが、クラッシュ時に剥げたり破れたりしやすい。濡らすのも厳禁。

どれも、ホームセンターや、アマゾン等で容易に入手できます。

概ね、A4サイズは3~5枚入りで1,000円弱。 一台あたり、1枚使うとして、1台分200~300円くらいとリーズナブル!

おすすめは、伸びるタイプ! A4の表面保護シート付きのタイプ!

2022/05/07追記:伸びるデカールは局面にフィットしてすばらしいのですが、弱点は、粘着力の弱さと、水と直射日光です。暫く使うと角から剥がれてきますし、水に塗れるとにじみますし、直射日光に当て続けると熱で縮み、剥がれてきます。表面保護シートタイプをおすすめします。

どれを選ぶにせよ、クリアタイプではなく白地タイプを買いましょう。通常、プリンタはホワイトインクは搭載してないので、ホワイトが印刷できないし、ホワイト以外のカラーデザインにするにしても、印刷部にボディーの下地が透けちゃいます!

あと、使用するプリンタに対応した種類を選びましょう。多くの方はインクジェットプリンタを使っていると思いますが、レーザープリンタ専用のデカールシールもあります。

もう一つ、水転写式デカールも避けましょう。ラジコンは飾っておくだけの模型ではないので、過去の経験上、剥がれやすいです。

2.パソコン&プリンター

昨今、一家に1台はあるのではないでしょうか? デカールを作るためだけに新調するくらいなら、カッティングマシンとエアブラシ買った方がいいかも(笑) パソコンのソフトとしては、Word(印刷サイズが調整しやすいソフトなら何でもOK。Excelでもいいけど、サイズ調整がしづらい)が入ってば十分です。

3.定規など

デカール表面の保護フィルム貼りの際に使います。 その他はハサミ、カッターくらい。

2.作り方

基本の流れはデカール付属の説明書通りですので(笑)、ノウハウだけを紹介します。

1.デザイン集め

一から自分でデザインを作る必要はありません。大半のスポンサーロゴの画像データは、下記サイトで入手できます!

〈GTSport簡易デカール検索〉

https://gtswiki.gt-beginners.net/decal/

ゲームのグランツーリスモ用のサイトなのかな?膨大にデザインが掲載されていて、たぶん、見つからないスポンサーロゴはないのでは?!という豊富さ。

探したいスポンサー名を入力して検索し、欲しい画像を右クリックして「画像をダウンロード」を選択します。

こんな感じのロゴがたくさん!

2.背景色選び

ロゴ画像の背景色は透明なので、データをダウンロード後、Wordに貼り付けた後、ボディーの色に合わせ、任意の背景色を付ける事ができます。

デカール用紙は、透明ではなくホワイトですので、ホワイト以外のボディーカラーなら、その色に合わせた背景色を選択し、印刷します。極力、ロゴの形に合わせて、余白部分はカッターで切り落とした方がリアルになりますが、文字の隙間とかは切り取りに限界がありますので、背景色を印刷する必要があります。

しかし、プリンターで表現できる色合いは、ボディー側の塗装の色と、全く同色にする事は非常に困難です。例えば「赤」と言っても、明るさの度合いが無限にあるため、デカールを貼ると、色の違和感が出てしまい、結果ダサい感じになることがあります(笑)

ボディーのオレンジと印刷のオレンジ。
微妙に合わせきれず、違和感あり(笑)
でもこれでも頑張ったほう。

できれば、何度か安価な普通紙に印刷して、印刷サイズや色合いを確かめるとよいです。パソコン上で見える色と印刷される色は違うので、完璧に同色にはできないと思いますが、ここが頑張りどころです。

その意味で一番良いのは、ホワイトボディーです。白なら、デカール用紙の白そのものなので、ほぼ同色にみえるので、デカール感は薄まります。

意外に、ブラックはインクが完全なブラックで印刷できないので、やや藍色っぽい感じになりますが、目立ちにくい色ではあります。

インクジェットプリンタの特性なのか、
背景をブラックにしても、藍色に印刷されてしまう(笑)

また、ボディーカラーが複雑に入り組んでいるところに貼るデカールは、背景を多色にして工夫しないといけないため、かなり困難になります。

こんな複雑なボディーカラーに合わせた背景のデカール製作は困難!(笑)
手前のスープラは、個々のデカール部の背景のボディーカラーが単色で、かつホワイトが多いので、いい感じに仕上がります!

要は、今回紹介する自作デカール作成方法は、ボディーカラーデザインによって、向き不向きがあるという事です。

とはいえ、自身が考えたオリジナルカラーデザインなら何とでも工夫できるし、実車でも割とイケるやつがあるので、色々探してみましょう!

あと、例えば、デカール背景色をホワイトにして、ロゴ文字ギリギリちょい手前でカットすれば、ホワイトで縁取りされたロゴに見えなくもないです(笑)

もちろん、WordやExcelなどを使い、完全オリジナルデカールデザインも製作可能です。

興味を持たれた方は、ぜひ自作デカールを作ってみてください!